reCare道玄坂鍼灸院:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-14-9 ソシアル道玄坂501
渋谷マークシティから徒歩30秒 駐車場:無
解説
1.誤り
裁断機は、乾燥ヨモギの葉をきざみ、細かく粉砕するために用いる。
2.正解
石臼は、艾の製造工程で艾葉から毛茸を剝離するのに用いる。
石臼は、葉柄、葉脈、葉肉を粉砕し、葉から毛茸・綿毛を剥離するのに用いられる。
3.誤り
けんどんは、篩(ふるい)ともいい、円筒形で葉枝・葉脈などを落とすのに用いられる。
4.誤り
唐箕は、風力で比重差による夾雑物の除去を行うために用いる。長時間かけると毛茸の表面付着物が除去されて、より純粋な毛茸となる。
①ヨモギを採集(5~8月頃)→②葉を乾燥→③石臼でひく→④篩(長唐箕(けんどん))にかける→⑤唐箕で不純物を除去する。
※ヨモギ:キク科の多年生植物。生産量は新湯県が最も多い。
解答:2
解説
1.正解
線香は、タブの樹皮や葉、スギの葉などの粉末が主な原料となる。
2.正解
ちなみに、艾の原料のヨモギ(キク科の多年生植物)の生産量は、新湯県が最も多い。
3.誤り
折鍼の原因として、鍼自体の欠陥(湿気を含む)があげられる。他にも、患者の不意な体動、(直流)電流による通電、オートクレーブでの反復滅菌などがある。処置として、体動を禁じ、皮膚表面に断端が出ればピンセットで引き抜く。抜鍼できない場合には外科手術が必要である。
4.正解
なぜなら、途中で消えてしまうと効果も減少してしまうため。
以上より、3が正解。
解答:3
解説
1.正解
無痕灸の一つである。無痕灸とは、皮膚ともぐさが直接触れず、お灸との間に一定の空間を開けて熱を加える灸法のことである。皮膚にお灸の痕を残さないため、無痕灸と呼ばれる。知熱灸のほかにも、温灸、隔物灸、薬物灸、切艾、線香があげられる。
2.正解
患者が熱さを感じたら取り除く。知熱灸とは、半米粒~米粒大の艾炷に点火し、患者の気持ちの良い所で消火もしくは取り除く方法である。
3.正解
虚弱者にも適応となる。虚弱者とは、医学用語ではなく、一般的な言葉として、また行政用語として使われている。虚弱者は、慢性疾患、腎臓疾患、神経疾患、悪性新生物などの疾患が継続して医療または生活規制を必要とする状態にある者である。
4.誤り
施灸部にⅡ度熱傷が生じない。なぜなら、知熱灸は、患者の気持ちの良い所で消火もしくは取り除くため。
Ⅰ度:【深さ】表皮【症状】発赤、熱感、軽度の腫脹と疼痛、水泡形成(ー)【治癒】数日間、瘢痕とはならない。
Ⅱ度:【深さ】真皮浅層(SDB)【症状】強い疼痛、腫脹、水泡形成(水泡底は赤色)【治癒】1~2週間、瘢痕再生する。
Ⅱ度:【深さ】真皮深層(DDB)【症状】水泡形成(水泡底は白色、もしくは破壊)、知覚は鈍麻【治癒】3~4週間、瘢痕残す、感染併発でⅢ度に移行。
Ⅲ度:【深さ】皮下組織【症状】疼痛(ー)、白く乾燥、炭化水泡形成はない【治癒】一か月以上、小さいものは瘢痕治癒、植皮が必要。
解答:4
解説
1~2.誤り
艾炷のひねりを硬くする/艾炷の底面を広くする。これらは、灸あたりを助長することになる。なぜなら、灸あたりの原因は総刺激量の過剰が考えられているため。
3.正解
なぜなら、灸あたりの原因は、総刺激量の過剰が考えられているため。ちなみに、刺激量を決める要因として、①艾炷の大小、②ひねりの硬軟、③数、④施灸法があげられる。刺激を強くするには、①艾炷が大きい、②ひねりが硬い、③壮数が多いなどで決まる。
4.誤り
施灸後の皮膚消毒を念入りに行う必要はない。消毒は、感染の予防に有効であるが、灸あたりの原因は消毒と関係性が低い。
灸あたりとは?
灸あたりとは、施灸直後または翌日から、数時間~数十時間、全身倦怠感、脱力感、頭重、めまい、悪寒、発熱、嘔気などがおこり、その後、愁訴は急速に軽減・消失するものを指す。原因として、総刺激量の過剰が考えられている。安静臥床、予防では刺激量の調節や精神的安定を図るよう処置する。
解答:3
解説
1.誤り
Aα線維は、筋・腱の感覚と運動を伝導する。
2.誤り
Aβ線維は、触圧覚を伝導する。
3.誤り
Aγ線維は、触圧覚を伝導する。
4.正解
Aδ線維は、痛みを伴う熱刺激を伝導する。
解答:4
解説
1.正解
カプサイシン受容体(TRPV1受容体)が応答する。
唐辛子の成分であるカプサイシンに反応する TRPV1受容体は、42℃以上の熱刺激にも反応することが報告されている。
2.誤り
「Ⅱ群線維」ではなくⅢ・Ⅳ群線維によって伝導される。
なぜなら、Ⅲ・Ⅳ群線維の求心路は、温冷・痛覚であるため。
3.誤り
温度感覚は順応が起こりにくいと断言できない。
なぜなら、痛覚に対し順応は起こらないため。また、順応は、温覚よりも冷覚のほうが遅く、感覚点の数も多いことから、生体にとって温刺激よりも冷刺激のほうが危険であることが分かる。ちなみに、順応とは、ある刺激に慣れることで、順応速度が速いということはその刺激にすぐ慣れて感じにくくなること、順応速度が遅いということはその刺激になかなか慣れずに敏感な状態が続くということである。生体にとって危険な刺激に対する感覚ほど順応は遅い(敏感な状態が続く)と考えてよい。
4.誤り
熱痛情報は脊髄「後索」ではなく側索を上行する。
外側脊髄視床路(温痛覚・粗大触圧覚)は、感覚神経→脊髄後角→(交叉)→脊髄側索→視床→後脚→大脳皮質体性知覚野である。ちなみに、後索は、深部感覚(振動覚、位置覚)の伝導路である。後根 ⇒ 後索(下肢からの線維は薄束を通って薄束核に終わり、上肢からの線維は楔状束を通って楔状束核に終わる) ⇒ 延髄(後索核) ⇒ 毛帯交叉 ⇒ 内側毛帯 ⇒ 視床後外側腹側核 ⇒ 感覚野
解答:1
解説
1.誤り
NOとは、一酸化窒素のことで、窒素と酸素が結合した物質である。常温では無色・無臭の気体で、水に溶けにくく、空気よりやや重い。血管の内皮細胞から放出される物質で、血管を拡張してしなやかにして、血圧を安定させる働きを持つ。
2.誤り
CGRPとは、カルシトニン遺伝子関連ペプチドのことで、片頭痛の痛みの直接の原因とされているタンパク質である。脊髄後根神経節で産生され、中枢および末梢の両側性に作用する。末梢血管を著しく拡張させ、血管透過性を亢進させる働きを持つ。
3.誤り
アデノシンとは、心臓、骨格筋、脳、肝臓などの種々の臓器の血管拡張を司っており、特に冠血管については、主として直径50~200μmの抵抗血管を拡張し、冠血流量増加をもたらすことから、重要な冠血流量調節因子と考えられている。
4.正解
ノルアドレナリンは、血管に対し収縮性に作用する物質である。
ノルアドレナリンとは、激しい感情や強い肉体作業などで人体がストレスを感じたときに、交感神経の情報伝達物質として放出されたり、副腎髄質からホルモンとして放出される物質である。ノルアドレナリンが交感神経の情報伝達物質として放出されると、交感神経の活動が高まり、その結果、血圧が上昇したり心拍数が上がったりして、体を活動に適した状態となる。副腎髄質ホルモンとして放出されると、主に血圧上昇と基礎代謝率の増加をもたらす。
解答:4
施灸刺激の早期より肥満細胞から放出されるのはどれか。
解説
1.誤り
IgEとは、肥満細胞や好塩基球の細胞表面に存在している。ヒスタミン遊離によりアレルギー疾患を引き起こす。生後6か月以降の乳幼児では、しばしばアトピー性アレルギー疾患の進行に伴って血清中のIgE抗体が上昇する。したがって、I型反応(即時型、アナフィラキシー型)のアレルギー反応に関与する。
2.誤り
補体とは、免疫反応を媒介する血中タンパク質の一群で、動物血液中に含まれる。補体は、体内に侵入した細菌やウイルスなどの病原体を攻撃し、体内から排除する働きがある。
3.正解
ヒスタミンは、施灸刺激の早期より肥満細胞から放出される。
ヒスタミンとは、アレルギー様症状を呈する化学物質である。組織周辺の肥満細胞や血中の好塩基球がアレルギー反応の際に分泌される。血圧降下血管透過性亢進、血管拡張作用がある。
4.誤り
アドレナリンとは、腎臓の上にある副腎髄質で合成・分泌されるホルモンである。主な作用は、心拍数や血圧上昇などがある。自律神経の交感神経が興奮することによって分泌が高まる。
解答:3
解説
1.誤り
調整作用とは、鎮静作用とも言い換えられ、異常な機能の興奮(疼痛、痙攣など)に対して鎮静させるものをさす。調整作用は、機能低下の疾患に対して興奮を与えて回復させる興奮作用なども含まれる。
2.誤り
鎮痛作用とは、内因性モルヒネ様物質、下行性抑制系などによる鎮痛をあたえるものを指す。
3.誤り
転調作用とは、アレルギー体質や自律神経失調症を改善し、体質を強壮にするものを指す。
4.正解
防衛作用は、細網内皮系の機能亢進に関与する。
防衛作用とは、白血球や大食細胞などを増加させ、生体の防衛力を高めるものを指す。
解答:4
解説
1.誤り
ルフィニ小体は、触圧覚や痛覚などの感覚受容器である。皮膚の伸張を感じ取る。
2.誤り
Ⅰb線維は、ゴルジ腱器官から脊髄に情報を伝達する神経線維である(腱紡錘)。
3.正解
インターロイキン6産生は、灸施術による局所炎症反応に最も関与する。
インターロイキン6とは、多彩な生理作用を有するサイトカインと呼ばれる物質の一種で、免疫応答や炎症反応の調節において重要な役割を果たしている。ちなみに、サイトカインとは、さまざまな刺激によって免疫細胞などから産生されるたんぱく質で、主に身体に侵入した細菌やウイルスなどの異物を排除するための役割を担っている。
4.誤り
カプサイシンとは、いわゆる辛味を持つ物質である。唐辛子の成分であるカプサイシンに反応する TRPV1受容体は、42℃以上の熱刺激にも反応することが報告されている。
解答:3
鍼灸系の大学院を修了し、鍼灸治療の専門家の証である「鍼灸学博士」を保持。
reCare道玄坂鍼灸院の院長として臨床を行う傍ら、福岡リゾート&スポーツ専門学校で非常勤講師として教鞭を行っている。
鍼灸学博士、はり師・きゅう師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、健康運動実践指導者
保有資格 鍼灸学修士、はり師・きゅう師、健康運動実践指導者
保有資格 鍼灸学修士、はり師・きゅう師