reCare道玄坂鍼灸院:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-14-9 ソシアル道玄坂501
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2 寸 5 番鍼を使用し、皮膚面に対し直刺で鍼体長の半分まで刺入したときの深度はどれか。
解説
1~2.4。誤り
20mm/25mm/35mm
2寸5番鍼とは、鍼体長60mmの鍼体径0.24mmである。鍼体長の半分まで刺入した場合、60mm/2で30mmである。
3.正解
30mmは、2寸5番鍼を使用し、皮膚面に対し直刺で鍼体長の半分まで刺入したときの深度である。
解答:3
解説
ポイント
松葉形:ノゲ形に丸味をもたせたもの(刺入しやすく痛みも少ない)。
柳葉形:ノゲと松葉の中間の形にしたもの。
卵型:松葉形より先端に丸みをもたせたもの。組織が硬いと進みにくい。
ノゲ形:撚鍼法(鍼管を使わない刺入)で刺入しやすい。刺入技術が未熟だと痛みを伴いやすい。
スリオロシ形:鍼体の途中から徐々に細くしたもので、現在はほとんど製造されていない。
1.3~4.誤り
スリオロシ形と柳葉形の中間/卵形とスリオロシ形の中間/柳葉形とノゲ形の中間
これらは、松葉形の鍼尖形状とはいえない。
2.正解
ノゲ形と卵形の中間が、松葉形の鍼尖形状である。
解答:2
解説
1.誤り
小児鍼法とは、主な対象は生後2週間後~小学生で、①摩擦鍼や②接触鍼のことを指す。
2.正解
灸頭鍼法は、機械刺激と温熱刺激を同時に与える特殊鍼法である。
灸頭鍼法は、置鍼した鍼の鍼柄に艾を球状に付けて点火する方法である。鍼柄が金属でカシメ式のものを用いる。
3.誤り
皮内鍼は、細く短い鍼を皮内へ水平に刺入し(筋層へは刺入しない)、長時間留置させて持続的に刺激を与える。赤羽幸兵衛発案。
4.誤り
鍼通電療法は、鍼に低周波通電する方法で、鍼麻酔が代表的である。鍼の腐食を考慮し、3~5番鍼(20~24号銅)以上の鍼を用いる。通電(電気療法)は妊婦、ペースメーカー、知覚脱失、循環障害、重篤な動脈疾患、原因不明の発熱、強い皮膚病変などの患者には禁忌とされる。また、通電装置の出力に影響を及ぼすため、通電装置と超短波治療器あるいはマイクロ波治療器を近接して使用すべきではない。20号鍼(3番鍼)以上の太さが推奨される。病的共同運動には高Hz(100HZ)で行うとよい。
解答:2
クリーン・ニードル・テクニックの説明として最も適切なのはどれか。
解説
1.誤り
手指を逆性石けんで入念に洗浄する。
これはクリーン・ニードル・テクニックに限ったことではなく、手洗いの説明である。逆性石鹸とは、手指、粘膜、機器の消毒に使用され、細菌には有効であるが、ウイルスには無効である。
2.誤り
刺鍼局所をアルコール綿で清拭消毒するものではない。
クリーンニードルテクニックとは、滅菌した鍼をできるだけ清潔な状態で刺入することを指す。
3.正解
鍼体に直接触れずに一連の刺鍼操作を行う。
米国カリフォルニア州の鍼師試験で採用されているクリーンニードルテクニックとは、滅菌した鍼をできるだけ清潔な状態で刺入することを指す。したがって、鍼体に触れる押手の使用を認めていない。
4.誤り
使用後のアルコール綿を感染性廃棄物として取り扱う必要はない。
感染性廃棄物とは、医療関係機関等から生じ、人が感染し、若しくは感染するおそれのある病原体(感染性病原体)が含まれ、若しくは付着している廃棄物又はこれらのおそれのある廃棄物を言い、廃棄物処理法施行令第1条第1項第8号に定める感染性一般廃棄物と、同法施行令第2条の4第1項第4号に定める感染性産業廃棄物を指す。
解答:3
解説
1.誤り
パチニ小体は、Aβ線維である。
パチニ小体とは、振動や圧力の感覚受容器である。
2.誤り
マイスナー小体は、Aβ線維である。
マイスナー小体は、振動を感知して触覚を伝える。
3.誤り
高閾値機械受容器は、Aδ線維である。
高閾値機械受容器は、侵害受容器のひとつである。特徴として、①侵害性機械刺激に対し強度に応じた反応を示す、②繰り返し刺激で反応は減弱する、③刺激が終了すれば後発射を示さないことなどがあげられる。
4.正解
ポリモーダル受容器は、主にC線維終末にある皮膚の受容器である。
ポリモーダル受容器は、侵害受容器のひとつである。特徴として、①皮膚のみならず骨格筋、関節、内臓諸器官と広く全身に分布している。②非侵害刺激から侵害刺激まで広い範囲で刺激強度に応じて反応する。③侵害刺激を繰り返し与えると反応性が増大し閾値の低下がみられる。
解答:4
解説
ポイント
聴覚:蝸牛神経→蝸牛神経核→上オリーブ核→中脳下丘→内側膝状体→上側頭回
視覚:視神経→視交叉→外側膝状体→視放線→視覚野
・外側皮質脊髄路 (錐体路・運動)
大脳皮質—放線冠—内包後脚—中脳の大脳脚—橋縦束―延髄で錐体交叉—脊髄の側索
・前皮質脊髄路(錐体路の一部・運動)
大脳皮質—放線冠—内包後脚—中脳の大脳脚—橋縦束—延髄—交叉せずに脊髄前索を下降(10~25%程度)
重要事項①延髄で交差せずに同側に下降すること、②支配はL2まで。
・前脊髄視床路(粗大な触覚・圧覚)
感覚神経→脊髄後角→(交叉)→脊髄前索→視床→後脚→大脳皮質体性知覚野
・外側脊髄視床路(温痛覚・粗大触圧覚)
感覚神経→脊髄後角→(交叉)→脊髄側索→視床→後脚→大脳皮質体性知覚野
上記内容より
1.誤り
後索路は、深部感覚であり、脊髄後角から同側の後索を通り、延髄でニューロンを換え、左右交差し、内側毛帯を通り、視床という経路となる。
2.正解
新脊髄視床路は、痛みの識別に関与する中枢内伝導路である。
新脊髄視床路(二次求心線維)は、脊髄から視床を通って大脳皮質に刺激を伝える速くて鋭い急性の痛みを伝達するものである。
3.誤り
前脊髄視床路(粗大な触覚・圧覚)は、感覚神経→脊髄後角→(交叉)→脊髄前索→視床→後脚→大脳皮質体性知覚野である。
4.誤り
脊髄網様体路は、脊椎動物の姿勢や歩行(移動)動作に関与する運動性下行路である。痛みに関しては、侵害刺激をポリモーダル受容器で受容→C線維(伝導速度0.5-2m/sec)→脊髄後角→前脊髄視床路・脊髄網様体→視床髄板内核・視床下部→大脳(辺縁)皮質である。
解答:2
四肢や体幹からの痛覚情報を伝える三次ニューロンが局在するのはどれか。
解説
痛みの伝導路は、侵害受容器(神経細胞一次ニューロン)が痛み刺激を受けた後、 →脊髄後角(二次ニューロン)→視床(三次ニューロン)→大脳皮質へ伝導される。
上記より正解は4
1.誤り
赤核とは、中脳に存在し、不随意の運動の調節(赤核振戦:粗大な動作で誘発される振戦)を担う。赤核脊髄路とは、運動野と小脳からの求心性線維を受け取るため、間脳と運動ニューロンを通じて脊髄の活動に影響を与える錐体外路として機能するものである。
2.誤り
大脳基底核の一部で、主に運動制御に関与している。大脳基底核は、①線条体(被殻 + 尾状核)、②淡蒼球、③黒質、④視床下核である。
3.誤り
レンズ核(被殻と淡蒼球)とは、大脳基底核である。主に運動制御に関与している。
4.正解
視床後外側腹側核は、四肢や体幹からの痛覚情報を伝える三次ニューロンが局在する。
視床後腹側核は、知覚神経を、大脳皮質の体性感覚野に中継する核である。
解答:4
解説
軸索反射とは、末梢神経の軸索上で起こる反射様現象である。神経末端に生じた興奮が神経の分枝に沿って逆行性に伝播する現象のことをさす。したがって、鋮刺激によりポリモーダル受容器が興奮すると、軸索反射によって受容器末端から神経伝達物質が放出され、コリン作動性神経の末梢血管に働いて(血管拡張(フレア)、膨疹(浮腫))が生じる。※神経伝達物質には(CGRP、サブスタンスP)が考えられている。
1.正解
血漿が漏出する。
軸索反射により、神経ペプチドが放出され、皮膚発赤(血管拡張、血流増加)、平滑筋収縮(気管支収縮、気道収縮)、粘膜浮腫(血管透過性亢進による血漿蛋白漏出)、粘液分泌亢進が起こる。
2.誤り
内因性オピオイドは、関与しない。体内で作られ、生理的な状況や危機が迫ったときに放出される物質であり、脳や脊髄に存在するオピオイド受容体に作用し、鎮痛作用をもたらす。主に、エンドルフィン、エンケファリン、ダイノルフィン、エンドモルフィンなどあげられる。また、痛みによる不快な感覚の抑制、下降性抑制神経系の賦活化、恐怖という情動の抑制、脳内報酬系における重要な伝達物質でもある。
3.誤り
なぜなら、軸索反射は、反射様現象であるため。通常、痛み刺激は、皮膚にある痛みセンサーから脊髄へ、そして脳へと伝わるが、信号が神経を逆行して末端に伝わる場合があり、これを軸索反射という。血管が広がって血行が促進したり、痛みが軽くなったりという反応が起こる。
4.誤り
広作動域ニューロンとは、非侵害刺激を含めた色々の種類の刺激を受け入れるC線維(ポリモーダル受容器)が受けた刺激を脳へ中継する神経細胞のことである。脊髄Ⅴ層に存在する。一次感覚細胞から広作動域ニューロンへの痛みの信号はサブスタンスPやグルタミン酸などの興奮性アミノ酸によって伝達される。
解答:1
広汎性侵害抑制調節の特徴について正しいのはどれか。
解説
広汎性侵害抑制調節とは、侵害刺激が痛みを抑制する現象のことをいう。鎮痛効果は、刺激直後から全身に現れるが、刺激期間中に限られるという特徴をもっている。その発現には延髄の背側網様亜核が部分的に関与している。
1.誤り
「Ⅱ群線維」ではなく、Ⅲ・Ⅳ群線維の興奮で作動する。
なぜなら、痛み刺激が必要となるため。
2.誤り
効果発現に「時間がかかる」のではない。
鎮痛効果は、刺激直後から全身に現れる。
3.正解
全身性に効果が出現する。
全身性鎮痛がみられる。
4.誤り
下行性ニューロンが脊髄「前角」ではなく後角細胞を抑制する。
痛みを痛みで抑える機序については、Le Barsらが1979年に、全身の皮膚、筋などに侵害刺激を加えることで、脊髄後角のニューロンの興奮が抑制されることを報告した(※引用:「はり師、きゅう師、あんま・指圧・マッサージ師のための痛み学習テキスト」より)。ちなみに、脊髄前角は、随意運動の伝導路(錐体路)に関与する。錐体路は、大脳皮質運動野―放線冠―内包後脚―大脳脚―延髄―錐体交叉―脊髄前角細胞という経路をたどる。
解答:3
解説
1.正解
深部体温上昇は、ストレス刺激による交感神経活動亢進反応である。
交感神経亢進により、皮膚血管の収縮、熱の放散が減少するため、新陳代謝の亢進、熱の産生が増加し体温が上昇する。
2~4.誤り
気管支収縮/心拍数減少/血糖値低下
これらは副交感神経亢進により起こる。
解答:1
鍼灸系の大学院を修了し、鍼灸治療の専門家の証である「鍼灸学博士」を保持。
reCare道玄坂鍼灸院の院長として臨床を行う傍ら、福岡リゾート&スポーツ専門学校で非常勤講師として教鞭を行っている。
鍼灸学博士、はり師・きゅう師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、健康運動実践指導者
保有資格 鍼灸学修士、はり師・きゅう師、健康運動実践指導者
保有資格 鍼灸学修士、はり師・きゅう師