reCare道玄坂鍼灸院:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-14-9 ソシアル道玄坂501
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解説
間期:DNA複製が行われ、核膜と核小体が存在している。
前期:染色体が凝縮し、核膜が消失する。
中期:染色体が赤道面に並ぶ。
後期:姉妹染色分体が両極に分かれる。
終期:核膜が再形成される。
➡ つまり、分裂の初期(前期)に核膜が消失し、終期で再生します。
| 選択肢 | 解説 |
|---|---|
| 1. 核膜 | 正解 分裂の前期に消失し、終期に再形成される。 |
| 2. 染色体 | 誤り 分裂時に凝縮して明瞭に見えるようになる(消えない)。 |
| 3. 中心体 | 誤り 細胞分裂時に活発に働き、紡錘糸形成の中心となる。 |
| 4. ミトコンドリア | 誤り 常に存在してエネルギー供給を行う(分裂時にも消えない)。 |
解答:1
胸郭について正しいのはどれか。
解説
1.正解
胸骨角は第2肋骨と連結する。
胸骨角とは、胸の中央で鎖骨よりやや足側にある突起で、 胸骨柄と胸骨体の結合部であり、第2肋骨が付着する。
2.誤り
頸切痕は、「胸骨体」ではなく胸骨柄の上縁である。
頸切痕とは、胸骨の一番頭側の部分で触知可能な部位である。
3.誤り
仮肋は肋骨弓の構成に関与する。
仮肋とは、第8~12肋骨までを指す。第8・9肋骨は、共通の軟骨を介して胸骨と連結し、第11・12肋骨は自由端に終わり、胸骨まで到達しない。
ちなみに、肋骨弓とは、第7肋骨~第10肋骨を胸骨に連結させる肋軟骨の下縁が描く弓状の線である。
4.誤り
上大静脈は、「胸郭上口」ではなく胸郭下口を通る。
胸郭上口とは、胸郭の最上部のことを指す。第1胸椎、第1肋骨、胸骨柄上縁からなる。一方、胸郭下口とは、胸郭の最下部をいい、第12胸椎、第12肋骨、第7~10の肋軟骨及び剣状突起からなる。
解答:1
解説
骨盤隔膜とは、骨盤底を支える強力な筋肉および筋膜の総称である。 主に、肛門挙筋 ・尾骨筋などからなる。 前方は尿生殖隔膜に連続している。骨盤の前の恥骨から後ろの尾骨にかけて存在し、骨盤底の真ん中にあり、最も強く、重要な役割を果たす。膜には、直腸、膣、尿道が通過する穴が存在する。この膜は、腕や足の筋肉と同じく横紋筋でできている。
1.誤り
内閉鎖筋は、股関節外旋筋群のひとつで、内閉鎖筋の【起始】骨盤の内面で閉鎖膜とそのまわり、【停止】転子窩の上部、【作用】股関節外旋、【神経】仙骨神経叢の枝(L5~S2)である。
2.正解
肛門挙筋は、骨盤隔膜の主体をなす。
肛門挙筋とは、肛門の周囲に位置する恥骨尾骨筋・腸骨尾骨筋・恥骨直腸筋の総称である。 骨盤底筋の一つで、骨盤隔膜を構成し、骨盤内臓を支持する。骨盤底筋体操とは、尿失禁の予防・改善のために肛門挙筋および尿道周囲、膣周囲の括約筋群を鍛える方法である。座位や膝立て背臥位などで、上体の力を抜いてお尻の穴を引き上げて「きゅっ」とすぼめ、5秒キープする動作を10~20回ほど繰り返す方法と、すぼめたりを繰り返す方法の2種類ある。
3.誤り
深会陰横筋は、骨盤底と会陰の横紋筋である。深会陰横筋の【起始】坐骨の下枝、【停止】正中線に向かって移動し、反対側の対応する筋肉とともに会陰縫合、【作用】浅会陰横筋とともに会陰の横走筋を形成しており、会陰ならびに骨盤筋膜を支持して腹圧に対向する。
4.誤り
外肛門括約筋とは、内肛門括約筋を外側から筒状に取り囲むように存在する随意筋かつ横紋筋である。体性神経である下直腸神経・会陰神経の支配を受けている。外肛門括約筋の弛緩が起こって排便が起こる(排便反射)。つまり、お尻の穴の排便の時に働く筋肉である。
解答:2
下腿の筋で腱が内果の後下方を通るのはどれか。
解説
1.誤り
長腓骨筋の【起始】腓骨頭、腓骨体外側面の上半、一部は筋膜と前下腿筋間中隔、【停止】第1,2中足骨底、内側楔状骨、【作用】足関節底屈、外返し、【神経】浅腓骨神経である。
2.誤り
下腿三頭筋とは、下腿の強大な筋の総称で、膨隆する2頭をもつ浅側の①腓腹筋と、深側にある平たい②ヒラメ筋とからなる。
①腓腹筋:【起始】外側頭:大腿骨外側上顆、内側頭:大腿骨内側上顆、【停止】踵骨腱(アキレス腱)となり踵骨隆起後面の中部、【作用】膝関節屈曲、足関節底屈、踵の挙上、【神経】脛骨神経
②ヒラメ筋:【起始】腓骨頭と腓骨後面、脛骨のヒラメ筋線と内側縁、腓骨と脛骨間のヒラメ筋腱弓、【停止】踵骨腱(アキレス腱)となり踵骨隆起後面の中部、【作用】足関節底屈、踵の挙上、【神経】脛骨神経
3.正解
後脛骨筋は、下腿の筋で腱が内果の後下方を通る。
後脛骨筋の【起始】下腿骨間膜の後面上半、下腿骨間膜に接する脛骨と腓骨、【停止】舟状骨粗面、内側、中間、外側楔状骨、立方骨、第2~3中足骨底、【作用】足関節底屈、内返し、【支配神経】脛骨神経(L5~S2)である。
4.誤り
長母指伸筋の【起始】尺骨体中部背面、前腕骨間膜背面、【停止】母指の末節骨底の背側、【作用】母指の伸展、内転、【支配神経】橈骨神経深枝:C6~C8である。
解答:3
上大静脈に直接注ぐのはどれか。
解説
1.正解
奇静脈は、上大静脈に直接注ぐ。
奇静脈とは、脊柱の右側を走行し上大静脈に合流する静脈をいう。ほかに、脊柱の左側を走行する静脈に半奇静脈と副半奇静脈がある。これらは上大静脈と下大静脈の連絡を担い、閉塞した際には奇静脈が側副血行路として機能する。奇静脈は、脊柱の右側を走り、右の肋間静脈を集め上行し上大静脈に注ぐ。
2~3.誤り
椎骨静脈は、腕頭静脈にそそぐ。鎖骨下静脈は、内頸静脈と合流し腕頭静脈となる。
4.誤り
肋間静脈は、主に奇静脈にそそぐ。
解答:1
解説
1.正解
キーゼルバッハ部位とは、鼻に指をほんの少し入れたとき、その指先が内側(鼻中隔側)で触れることのできる中央の硬い部分である。ここには血管が多く集まっているため、鼻出血に最も関与する。
2.誤り
鼻前庭とは、外鼻孔から奥へ2cm程、鼻毛の生えた部位である。重層扁平上皮である。一方、嗅上皮は、鼻粘膜嗅部つまり、鼻腔の後上部である。多列線毛上皮で嗅神経が分布なことが特徴である。
3.誤り
上顎洞とは、副鼻腔のなかで最大の空洞で鼻腔の外下方に位置する。中鼻道は鼻中隔と中鼻甲介の間にあり、副鼻腔の排出路として機能している。
4.誤り
鼻涙管とは、内眼角(目頭)にある2つの小さな穴(涙点)から、骨の中を通り鼻腔内へと抜ける管で、涙が排泄されるための通り道である。
解答:1
胃について正しいのはどれか。
解説
解説
1.誤り
胃底部で、「幽門」ではなく噴門につながる。
噴門とは、食道からつながる胃の入り口である。食道と胃との接続部分で、胃酸の逆流を防ぐ役割を果たす。
2.正解
幽門では括約筋が発達している。
幽門とは、十二指腸へつながる胃の出口である。
3.誤り
主細胞から、「塩酸」ではなくペプシンが分泌される。
ペプシンは、胃液に含まれる蛋白質を基質として分解する酵素である。ペプシンは、胃底腺の主細胞の分泌物に由来するタンパク分解酵素である。胃主細胞から分泌されたペプシノーゲンは、壁細胞が分泌する塩酸によりペプシンとなる。ちなみに、塩酸は、胃壁から別々に分泌された水素イオンと塩化物イオンが胃内部で混ざって作られる。
4.誤り
大弯に、「小網」ではなく大網が付着する。
大弯とは、大網を介して横行結腸と結合する胃の左縁のことをいう。胃の下側から下方へエプロンのように腸の前面に垂れ下がった腹膜である。胃の小弯で前後2葉に分かれて胃の前面と後面を包んだ後、大弯で再び合して再度間膜をつくる。一方、小網とは、肝臓の下面を覆う腹膜をいい、胃の凹状表面側、つまり上部(小弯)と十二指腸の始部へと続いている。胃の小弯は小網を介して肝臓と結合する。
解答:2
脳神経と神経節の組合せで正しいのはどれか。
解説
| 選択肢 | 解説 | 妥当性 |
|---|---|---|
| 1. 眼神経 - 毛様体神経節 | 誤り。毛様体神経節に関係するのは動眼神経(Ⅲ)。眼神経は三叉神経第1枝で、感覚神経のみ。 | 誤り |
| 2. 下顎神経 - 翼口蓋神経節 | 誤り。翼口蓋神経節は**顔面神経(Ⅶ)**の枝が関与。下顎神経は顎下神経節に関連。 | 誤り |
| 3. 舌咽神経 - 耳神経節 | 正しい。耳下腺分泌を支配する副交感線維がここでシナプス。 | 正解 |
| 4. 迷走神経 - らせん神経節 | 誤り。らせん神経節は内耳神経(Ⅷ)蝸牛神経の感覚神経節。 | 誤り |
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解答:3
鍼灸系の大学院を修了し、鍼灸治療の専門家の証である「鍼灸学博士」を保持。
reCare道玄坂鍼灸院の院長として臨床を行う傍ら、福岡リゾート&スポーツ専門学校で非常勤講師として教鞭を行っている。
鍼灸学博士、はり師・きゅう師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、健康運動実践指導者
保有資格 鍼灸学修士、はり師・きゅう師、健康運動実践指導者
保有資格 鍼灸学修士、はり師・きゅう師