reCare道玄坂鍼灸院:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-14-9 ソシアル道玄坂501
渋谷マークシティから徒歩30秒 駐車場:無
解説
解答:1
解説
解答:1
解説
| 選択肢 | 区間 | 標準寸法 | コメント |
|---|---|---|---|
| 1. 殿溝から膝窩 | 殿溝 → 膝窩 | 1尺4寸 | この値は表に明記されており、比較的長い区間ですが、他の選択肢と比べると決して最大ではない |
| 2. 膝蓋骨尖から内果尖 | 膝蓋骨尖 → 内果尖 | 1尺5寸 | 下腿部の前面区間。1尺5寸という資料上の標準値が複数で記載されており、かなり長い区間 |
| 3. 膝窩から外果尖 | 膝窩 → 外果尖 | 1尺6寸 | この区間は1尺6寸と記載されており、資料上では最も長い下肢部の区間として扱われている例もある |
| 4. 脛骨内側顆下縁から内果尖 | 脛骨内側顆下縁 → 内果尖 | 1尺3寸 | 明らかに他より短い区間 |
教科書に記載されている骨度法を正確に覚えることが重要
解答:3
解説
| 選択肢 | 臓腑 | 募穴 | 所在 |
|---|---|---|---|
| 1. 胃 | 中脘(CV12) | 剣状突起と臍の中間 | |
| 2. 三焦 | 石門(CV5) | 関元の1寸上 | |
| 3. 小腸 | 中極(CV3) | 関元の0.5寸下 | |
| 4. 膀胱 | 中極の左右外方1.5寸(中極の外) | 経穴名では**中極(CV3)**が小腸、膀胱は別位置にある |
解答:3
解説
1.誤り
頬骨弓の下縁中点と下顎切痕の間の陥凹部にあるのは、「顴髎」ではなく下関である。
・顴髎は、顔面部、外眼角の直下、頬骨下方の陥凹部に位置する。下関(胃経)の前方にあたる。
2.誤り
鼻唇溝中、鼻翼外縁中点と同じ高さにあるのは、「巨髎」ではなく迎香である。
・巨髎は、顔面部、瞳孔線上、鼻翼下縁と同じ高さに位置する。
3.誤り
説明文:「耳珠上の切痕と下顎骨の関節突起の間」 → これは聴宮(SI19)または聴会(GB2)の位置説明。
正しい和髎の位置:耳介の最も高い点(耳尖)と眉梢を結んだ線上で、耳の前方、髪の生え際あたりの陥凹部
経脈:三焦経(SJ22)
4.正解
禾髎は、人中溝中点と同じ高さ、鼻孔外縁の下方にある。
・禾髎は、顔面部、人中溝中点と同じ高さ、鼻孔外縁の下方に位置する。
※別説として、顔面部、人中溝の上から1/3と同じ高さ、鼻孔外縁の下方に位置する。
解答:4
解説
正中神経は手掌側の母指・示指・中指・環指橈側の皮膚支配
指腹から指尖まで(背側末節も含む)
少商(肺経)は一見、正中神経と思いがちですが母指背側〜側縁部は橈骨神経(浅枝)の皮膚領域
そのため、肺経の少商は橈骨神経領域とされるのが一般的
| 選択肢 | 経穴名 | 経絡 | 解剖学的位置 | 主な皮膚神経支配 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 少商(肺経) | 手の太陰肺経 | 母指橈側爪甲角のすぐ近く | 橈骨神経(浅枝)が主 | 不正解 |
| 2 | 少衝(心経) | 手の少陰心経 | 小指橈側爪甲角 | 尺骨神経 | 不正解 |
| 3 | 関衝(三焦経) | 手の少陽三焦経 | 小指尺側爪甲角 | 尺骨神経 | 不正解 |
| 4 | 商陽(大腸経) | 手の陽明大腸経 | 示指橈側爪甲角 | 正中神経 | 正解 |
解答:4
解説
1.正解
経絡:大腸経(LI4)
部位:第1・2中手骨の間、手背の筋肉間の陥凹部
位置する筋肉: 第1背側骨間筋(背側骨間筋)
骨間筋は、尺骨神経が支配
2.誤り
経絡:大腸経(LI6)
部位:手首から肘までの橈側(橈骨筋上)
支配神経:主に橈骨神経
3.誤り
経絡:大腸経(LI10)
部位:肘下2寸、前腕橈側
支配神経:主に橈骨神経
4.誤り
経絡:心経(HT)
部位:肘関節横紋の上方5寸、上腕内側
位置する筋:上腕三頭筋内側頭・上腕筋あたり
尺骨神経はこのあたりを通過するが、筋支配していない
解答:1
解説
八会穴の腑会は中脘であり、臍上4寸の位置にあるツボ
| 経穴名 | 経絡 | 部位 |
|---|---|---|
| 梁門(ST21) | 胃経 | 臍上4寸、前正中線の外方2寸 正解。これが一致 |
| 承満(ST20) | 胃経 | 臍上5寸、前正中線外方2寸 → 誤り。 高さが上すぎる |
| 太乙(ST23) | 胃経 | 臍上2寸、前正中線外方2寸 → 誤り。低い |
| 滑肉門(ST24) | 胃経 | 臍上1寸、前正中線外方2寸 → 誤り。さらに低い |
解答:2
解説
1.正解。足の太陰(脾)経の郄穴は、脛骨内側顆下縁と脛骨内縁が接する陥凹部の下方3寸にある。なぜなら、足の太陰脾経の郄穴は地機であるため。
・地機は、下腿内側(脛側)、脛骨内縁の後側、陰陵泉の下方3寸に位置する。
2.誤り。足の太陰(脾)経の絡穴は、公孫である。
・公孫は、足内側、第1中足骨底の前下方、赤白肉際に位置する。
3.誤り。足の厥陰(肝)経の郄穴は、中都である。
・中都は、下腿前内側、脛骨内側面の中央、内果尖の上方7寸に位置する。
4.誤り。足の厥陰(肝)経の絡穴は、蠡溝である。
・蠡溝は、下腿前内側、脛骨内側面の中央、内果尖の上方5寸に位置する。
解答:1
解説
| 筋名 | 主な作用 | 関与経穴 |
|---|---|---|
| 棘上筋 | 肩の外転(初動) | 曲垣(SI13)など |
| 棘下筋 | 外旋 | 天宗(SI11)など |
| 小円筋 | 外旋 | 肩貞(SI9)など |
| 肩甲下筋 | 内旋 | 前面(経穴では取りにくい) |
1.誤り。
肩貞は、肩関節後下方、腋窩横紋の上方1寸に位置する。
三角筋の後部線維や大円筋、小円筋などの近くで 棘上筋ではない
2.誤り
臑兪は、肩周囲部、腋窩横紋後端の上方、肩甲棘の下方陥凹部に位置する。棘下筋や三角筋の治療穴である。
3.正解。
曲垣は、回旋筋腱板で肩を外転させる筋上にある経穴である。
曲垣は、肩甲部、肩甲棘内端の上方陥凹部に位置する。
4.誤り。
天宗は、肩甲部、肩甲棘の中点と肩甲骨下角を結んだ線上、肩甲棘から1/3にある陥凹部に位置する。棘下筋の治療穴である。
解答:3
解説
ポイント
【起始】第6~8胸椎以下の棘突起、腰背腱膜、腸骨稜、第(9)10~12肋骨および肩甲骨下角
【停止】上腕骨の小結節稜
【作用】肩関節内転、伸展、少しだけ内旋
【神経】胸背神経
1.誤り
神堂は、上背部、第5胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸に位置する。
2.誤り
淵腋は側胸部の第4肋間・中腋窩線上にとる穴で、局所解剖では主に 前鋸筋や肋間筋 が位置する領域です。
3.誤り
章門は、側腹部、第11肋骨端下縁に位置する。
4.正解
志室は腰部、L2棘突起下縁と同じ高さの後正中線外方3寸にとる経穴で、解剖学的には広背筋上に位置するとされています。
解答:4
解説
解答:1
解説
| 経穴 | 主な取穴位置 | この問題の位置との関係 |
|---|---|---|
| 角孫(GB8) | 耳を前に折ったときに耳尖があたる髪際の部(耳上部) | 耳介上方の髪際付近。問題文「耳介の付け根後縁直上2寸」とは位置が異なる。 |
| 浮白(GB10) | 乳様突起の後上方、耳後髪際付近(天衝と完骨を結ぶ線上の上3分の1) | 耳後の髪際近くで、「耳介後縁直上2寸」ではない。 |
| 天衝(GB9) | 頭部、耳介の付け根の後縁の直上 髪際の上方2寸 | 問題文の記述と完全に一致する。 |
| 曲鬢(GB7) | 耳尖の高さで、耳前髪際から前上方1.5寸 | 側頭部の前方寄り。問題位置より前にある。 |
解答:3
解説
3.誤り
足内側、内果の前下方、舟状骨粗面と内果尖の中央陥凹部
これは、足の太陰(脾)経の経穴である商丘である。
4.誤り
足関節前内側、前脛骨筋腱内側の陥凹部、内果尖の前方は、中封である。
足の厥陰肝経である中封は、前脛骨筋の治療穴である。
解答:2
解説
1.正解
少陽(胆)経は、原穴が足関節部にある経脈である。
少陽(胆)経の原穴は、丘墟である。
・丘墟は、足関節前外側、長指伸筋腱外側の陥凹部、外果尖の前下方に位置する。外果尖の前下方にあたる。よって正解。
2.誤り
厥陰(肝)経の原穴は、太衝である。
・太衝は、足背、第1~2指中足骨間、中足骨底接合部遠位の陥凹部、足背動脈拍動部に位置する。
3.誤り
太陰(脾)経の原穴は、太白である。
・太白は、足内側、第1中足指節関節の近位陥凹部、赤白肉際に位置する。
4.誤り
太陽(膀胱)経の原穴は、京骨である。
・京骨は、足外側、第5中足骨粗面の遠位、赤白肉際に位置する。
解答:1
解説
ポイント
八会穴をまず覚え、位置を覚える
1.誤り
第6肋間、前正中線の外方4寸
これは、期門に該当する。
2.誤り
第7肋間、前正中線の外方4寸
これは、日月に該当する。
3.正第11肋骨端下縁は、八会穴の臓会の部位である。
これは、章門に該当する。
4.誤り第12肋骨端下縁
これは、京門に該当する。
解答:3
解説
中風七穴に含まれるツボ(二つの説がある)
①百会【督】、肩井【胆】、足三里【胃】、曲池【大腸】、曲鬢【胆】、風市【胆】、懸鍾【胆】が含まれる。
②百会【督】、肩井【胆】、足三里【胃】、曲池【大腸】、風池【胆】、大椎【督】、間使【心包】
1.誤り
肩髎は、肩周囲部、肩峰角と上腕骨大結節の間の陥凹部に位置する。
2.誤り
梁丘は、大腿前外側、外側広筋と大腿直筋腱外縁の間、膝蓋骨底の上方2寸に位置する。
3.誤り
陽陵泉は、下腿外側、腓骨頭前下方の陥凹部に位置する。
4.正解
曲池は、中風七穴である。
曲池は、肘外側、尺沢と上腕骨外側上顆を結ぶ線上の中点に位置する。
解答:4
解説
男児は左肝兪穴と右脾兪穴、女児は右肝兪穴と左脾兪穴を使用する。
よって正解は2である。
解答:2
解説
1.誤り
肩井は、後頸部、第7頸椎棘突起と肩峰外縁を結ぶ線上の中点に位置する。
2.正解
譩譆は、直刺で刺入した場合、肺までの距離が最も短い。
・譩譆は、上背部、第6胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸に位置する。聴診三角の部位にあたる。
・聴診三角とは、広背筋上縁と肩甲骨内側縁と僧帽筋外側縁からなる三角形である。筋層が薄いために呼吸音が明瞭に聞こえる。
3.誤り
肺兪は、上背部、第3胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分に位置する。
4.誤り
大杼は、上背部、第1胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分に位置する。
解答:2
解説
天突は、胸骨上部のくぼみ(胸骨上切痕)に位置し、直下に気管・大血管が存在するため、刺鍼の際に最も注意が必要です。
よって正解は4
| 経穴 | 部位 | 臓器損傷のリスク |
|---|---|---|
| 天泉 | 鎖骨上窩の中心 | 気管、甲状腺に近く注意 |
| 天井 | 肩峰の後方、肩関節周囲 | 肺尖に近く、深刺で肺損傷の可能性あり |
| 天宗 | 肩甲骨の中央、肩甲棘下 | 筋肉層が厚く、臓器損傷リスクは低い |
| 天突 | 胸骨上切痕中央 | 気管・大血管に近接、深刺は非常に危険 |
解答:4
鍼灸系の大学院を修了し、鍼灸治療の専門家の証である「鍼灸学博士」を保持。
reCare道玄坂鍼灸院の院長として臨床を行う傍ら、福岡リゾート&スポーツ専門学校で非常勤講師として教鞭を行っている。
鍼灸学博士、はり師・きゅう師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、健康運動実践指導者
保有資格 鍼灸学修士、はり師・きゅう師、健康運動実践指導者
保有資格 鍼灸学修士、はり師・きゅう師