reCare道玄坂鍼灸院:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-14-9 ソシアル道玄坂501
渋谷マークシティから徒歩30秒 駐車場:無
解説
ICF(国際生活機能分類)は、以下の3つの要素から構成されます。
1.心身機能・構造 → 例:呼吸機能、筋力低下、関節の変形
2.活動 → 例:歩く、書く、着替える、利き手を使う
3.参加 → 例:復職、社会活動、スポーツ参加
さらに、環境因子(家屋改修・福祉用具など)や個人因子も加わります。
1.誤り。呼吸機能 → 「心身機能」
2.誤り。利き手交換→ 「活動」
3.正解。復職 → 「参加」
4.誤り。家屋改修 → 「環境因子」
解答:2
解説
自律神経反射は、胸髄 T6以上の損傷でみられる代表的合併症。
膀胱・直腸の刺激や褥瘡などが誘因で、血圧上昇・発汗・頭痛を呈します。
1. 誤り。まずは誘因(膀胱・直腸の充満など)を除去することが第一。降圧薬は二次的対応。
2. 誤り。T6以上で多い。腰髄レベルでは起こりにくい。
3. 誤り。著明な高血圧により、脳出血のリスクがある。
4. 正解。直腸刺激は典型的誘因。
解答:4
解説
解答:4
解説
摂食嚥下は一般に 5期 に分類されます。
1.先行期:食物を認識(視覚・嗅覚で「食べ物だ」と判断)
2.準備期:咀嚼し、食塊を形成
3.口腔期:舌の動きで食塊を咽頭へ送り込む
4.咽頭期:嚥下反射で食塊を食道入口部へ通過させる
5.食道期:蠕動運動で食塊を胃に送る
選択肢
1. 正解。視覚・嗅覚で食べ物を認識。
2. 誤り。これは「準備期」の働き。
3. 誤り。咽頭期はすでに咽頭に達した食塊を嚥下反射で食道へ送る段階。
4. 誤り。すでに食道にある食塊を胃へ輸送する段階。
解答:1
解説
大腿骨頸部骨折は高齢者に多く、長期臥床すると廃用症候群や肺炎、褥瘡のリスクが高まります。
人工骨頭置換術は強固な固定が得られるため、術後早期から離床・荷重訓練が可能になります。
選択肢の解説
1. 誤り。抵抗運動は早期すぎる。まずは関節可動域訓練や等尺性運動から。
2. 誤り。深部加温で人工関節周囲に熱がこもり危険。禁忌。
3. 誤り。脱臼リスクがあり危険。特に内転・内旋は禁忌。
4. 正解。術後リハの基本。早期離床・歩行訓練で合併症を予防する。
解答:4
解説
1.誤り。
これは「骨粗鬆症」の評価項目であり、フレイル基準には含まれない。
2.誤り。
加齢性難聴(老年症候群の1つ)ではあるが、フレイル診断基準には入らない。
3.誤り。
認知症やMCIの評価項目。フレイルとは関連があるが、診断基準には含まれない。
4.正しい。
フレイル基準の中心項目。握力測定が用いられる。
以下の 5項目 のうち、3項目以上でフレイル、1〜2項目でプレフレイルと判定する。
1.疲労感(わけもなく疲れた感じがする)
2.筋力低下(握力:男性<26kg、女性<18kg)
3.歩行速度低下(通常歩行速度<1.0 m/秒)
4.身体活動量低下
よって選択肢の中で該当するのは 「筋力低下」。
・フレイル基準は 「体重減少・疲労感・筋力低下・歩行速度低下・活動量低下」の5つ。
・「骨・聴覚・認知」は老年症候群に関係するが、診断基準には含まれない。
解答:4
解説
脳性麻痺は運動障害の特徴により分類されます。
1.アテトーゼ型(Athetoid type)
約10〜20%。
不随意運動(手足がくねくね動く)が特徴。
特に新生児期の核黄疸(高ビリルビン血症)後に多い。
2.痙直型(Spastic type)
最も多い(全体の約70〜80%を占める)。
四肢や体幹の筋緊張が亢進し、動作がぎこちない。
麻痺の分布により「両麻痺・片麻痺・四肢麻痺」などに細分類される。
3.失調型(Ataxic type)
数%と稀。
小脳障害による平衡障害・協調運動障害。
混合型(Mixed type)
複数の要素を併せ持つ。
頻度は低めだが臨床上しばしば遭遇する。
ポイント
脳性麻痺で最も多いのは「痙直型」。
国家試験では「アテトーゼ型=核黄疸」との関連がよく問われる。
失調型は小脳障害と結びつけて覚えると整理しやすい。
解答:2
解説
ポイント
「姿勢反射障害が出ているが、介助は不要 → ステージⅢ」
「介助が必要 → ステージⅣ」
「寝たきり・車椅子 → ステージⅤ」
国家試験では 「ステージ分類のキーワード」 がよく問われるので、
・片側性 → Ⅰ
・両側性 → Ⅱ
・姿勢反射障害 → Ⅲ
・介助必要 → Ⅳ
・寝たきり・車椅子 → Ⅴ
と整理して暗記するのが効率的です。
解答:3
解説
したがって、「側臥位で評価する」のは MMT2。
解答:2
解説
約35% 、誤り。
低すぎる。これは子ども(乳幼児)に近い。頭が大きく脚が短いため重心が低い。
約45% 、誤り。
成人よりもやや低い位置。小児~思春期前に多い数値。
約55% 、正しい。
成人の標準的な重心位置。第2仙椎レベル。
約65% 、誤り。
高すぎる。これは「体幹上部に重心がある」と仮定した場合で、成人の実際の値ではない。
国家試験では「成人の重心=55%、第2仙椎前方」が頻出なので、そのまま暗記で大丈夫です。
解答:3
解説
1.MP関節の尺側偏位 :正しい。
RAは滑膜炎により関節破壊が進行し、特に手指関節に特徴的な変形を生じます。
MP関節の尺側偏位
もっとも典型的な変形。手指が小指側(尺側)に流れる。
スワンネック変形(PIP伸展・DIP屈曲)
ボタンホール変形(PIP屈曲・DIP伸展)
国家試験では「尺側偏位・スワンネック・ボタンホール」が定番キーワード。
2.O脚:誤り。
変形性膝関節症(OA)で典型的。RAではX脚(外反膝)の方が起こりやすい。
3.凹足 :誤り。
足部の縦アーチが過度に高い状態。神経疾患(脊髄性小児麻痺など)で多い。
4.翼状肩甲:誤り。
前鋸筋麻痺(長胸神経麻痺)によって起こる。RAとは関係なし。
ポイント
RAの代表的変形: MP関節尺側偏位・スワンネック変形・ボタンホール変形
変形性膝関節症(OA):O脚
長胸神経麻痺:翼状肩甲
神経疾患:凹足
解答:1
解説
1.誤り。医学的リハビリに含まれる。
2.正しい。社会的リハビリの一部。
バリアフリー化や福祉サービス導入もここに含まれる。
3.誤り。 医学的リハビリ。
4.誤り。 医学的リハビリ。
ポイント
社会的リハ=社会生活に適応できるように環境を整える支援
医学的リハ=治療や訓練
職業的リハ=働くための支援
教育的リハ=学習・教育支援
解答:2
鍼灸系の大学院を修了し、鍼灸治療の専門家の証である「鍼灸学博士」を保持。
reCare道玄坂鍼灸院の院長として臨床を行う傍ら、福岡リゾート&スポーツ専門学校で非常勤講師として教鞭を行っている。
鍼灸学博士、はり師・きゅう師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、健康運動実践指導者
保有資格 鍼灸学修士、はり師・きゅう師、健康運動実践指導者
保有資格 鍼灸学修士、はり師・きゅう師