reCare道玄坂鍼灸院:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-14-9 ソシアル道玄坂501
渋谷マークシティから徒歩30秒 駐車場:無
解説
解答:4
解説
解答:3
解説
1.誤り
伏兎は、L4領域である。
伏兎は、大腿前外側、膝蓋骨底外端と上前腸骨棘を結ぶ線上、膝蓋骨底の上方6寸に位置する。
2.誤り
地機は、L4領域である。
地機は、下腿内側(脛側)、脛骨内縁の後側、陰陵泉の下方3寸に位置する。
3.正解
条口は、L5領域である。
条口は、下腿前面、犢鼻と解渓を結ぶ線上、犢鼻の下方8寸に位置する。
4.誤り
金門は、S1領域である。
金門は、足背、外果前縁の遠位、第5中足骨粗面の後方、立方骨下方の陥凹部に位置する。
(※図引用:「看護roo!看護師イラスト集」より)
解答:3
解説
問題文より、上腕二頭筋の伸長ストレスで痛みが発生していることが分かる。
1.誤り
胸郭出口症候群の検査。橈骨動脈の拍動減弱をみる。→ 関係なし。
2.正解
肩関節前方に痛みを誘発するテスト。
上腕二頭筋長頭腱炎を確認する。→ 問題文と同じ病態を確認。
3.誤り
小児の肩挙上で肩甲棘が突出する。→ 棘上筋麻痺を疑う。→ 違う。
4.誤り
肩関節外転60~120°で疼痛 → 棘上筋腱障害を疑う。→ 違う。
解答:2
解説
1.誤り
股関節病変や仙腸関節障害をみる。→ 坐骨神経とは直接関係なし。
2.誤り
仙腸関節障害を誘発する検査。→ 違う。
3.誤り
大腿神経伸張テスト。→ 坐骨神経でなく大腿神経。
4.正解
患者を座位にして股関節外転・外旋に抵抗を加える。
梨状筋に負荷がかかり、坐骨神経が圧迫されて殿部~下肢痛が誘発される。→ 坐骨神経絞扼障害に陽性。
解答:4
解説
1.誤り吃書
書くときに途切れ途切れになる失書の一種。吃音に類似。→ パーキンソンとは直接関係ない。
2.誤り
筆記動作時に痙攣が起こる局所性ジストニア。→ 違う。
3.正解
パーキンソン病の特徴。字がだんだん小さくなり、続けて書けなくなる。
4.誤り
自発的に文字が書けない失書の一種。→ 違う。
典型的な パーキンソン病 の症状。
パーキンソン病患者が文字を書くときに出やすいのは、だんだんと文字が小さくなる 小字症
解答:3
解説
1.誤り
脳幹病変:他の脳幹徴候(随意運動・感覚障害など)を伴うことが多い。
2.誤り
ベル麻痺:急性の単純顔面麻痺だが外耳道水疱や難聴を伴わないことが多い。
3.誤り
聴神経腫瘍:難聴は徐々に進行し、急性の水疱や顔面麻痺は典型的でない。
4.正解
ラムゼイ=ハント症候群(帯状疱疹性耳症候群):水痘・帯状疱疹ウイルスが顔面神経の膝神経節などを侵し、耳痛・外耳道の水疱・同側の顔面麻痺・難聴や耳鳴りを生じる。
症例ポイント
急に出現した 耳痛 → 同側難聴・顔面麻痺・外耳道の水疱
「外耳道の水疱」が決め手(皮疹+顔面神経障害)
解答:4
解説
1.誤り
舟状骨は橈側手根骨。FCUは停止しない → ✕
2.正解
FCUの走行に一致。肘部管症候群の原因となる。→ 〇
3.誤り
長橈側手根伸筋の走行。→ ✕
4.誤り
総指伸筋の走行。→ ✕
肘部管症候群
尺骨神経が 肘部管で絞扼されて起こる。
絞扼部位の代表は 尺側手根屈筋起始部。
この筋は 上腕骨内側上顆と尺骨粗面(鉤状突起付近)から起こり、豆状骨に停止する。
したがって、触察部位は 「上腕骨内側上顆下縁から豆状骨」。
解答:2
解説
1.誤り
神経性間欠性跛行を起こす。
ただし特徴は「前かがみで歩ける・自転車は平気」。問題文にその所見なし。
2.誤り
片側性の下肢痛・筋力低下が典型。ケンプテスト陰性 → 否定的。
3.正解
血管性間欠性跛行を示す典型例。冷感・しびれ・リスク因子(高血圧・喫煙歴)。→ 一致。
4.誤り
腰痛が主体。典型像とは異なる。
症例ポイント
血管性の間欠性跛行が最も疑わしい。
解答:3
解説
1.正解
PC7は手関節掌側中央の屈側横紋上(手根管付近)、労宮は掌中央。正中神経の走行に対応する領域で、手根管症候群の局所治療に適する。→ 適切
2.誤り
上腕内側〜前腕(肘~前腕)領域。正中神経手根部の局所ではない。→ 不適
3.誤り
(小海=HT3は肘、支正は手背の点)位置がずれるため不適。→ 不適
4.誤り
曲池は外側肘部。正中神経手根部の局所治療には不向き。→ 不適
解答:1
解説
1.誤り
主に腰椎椎間板ヘルニアで坐骨神経を牽引して症状が誘発されるテスト。
腰部脊柱管狭窄症では多くの場合陰性。→ 本例では適切でない。
2.正解
S1神経根障害で減弱または消失。
脊柱管狭窄はL5やS1神経根が障害されやすく、特にS1障害ではアキレス腱反射に異常が出る。→ 本例に最も合致する。
3.誤り
上位運動ニューロン障害(錐体路障害)を示す。
脊柱管狭窄は末梢神経根レベルの障害であり、中枢性ではないので通常陰性。→ 不適。
4.誤り
梨状筋症候群の鑑別に使う。股関節内旋で殿部痛や坐骨神経症状を誘発する。
脊柱管狭窄とは別の病態。→ 不適。
解答:2
解説
1.誤り
他人の行動や発言が自分に関連していると誤解する妄想。
統合失調症でよくみられる。→ ✕
2.誤り
血筋や家系に関する妄想。
統合失調症や妄想性障害でみられる。→ ✕
3.正解
自分が社会的・道徳的に重大な罪を犯したと思い込む妄想。
うつ病(特に妄想うつ病)で典型的。→ 〇
4.誤り
自分の物が盗まれたと思い込む妄想。
高齢者の認知症でよくみられる。→ ✕
解答:3
解説
1.誤り
含まれる鉄はほとんど非ヘム鉄。吸収率低い → ✕
2.誤り
植物性なので非ヘム鉄 →✕
3.正解
動物性で鉄を多く含む。ヘム鉄の代表例 → 〇
4.誤り
植物性(非ヘム鉄)。さらにシュウ酸が鉄吸収を阻害 → ✕
解答:3
解説
肘後方(posterior elbow)に伸展ストレスが最もかかるのは 後期コッキング期。
この時期に 肘頭後方や関節包に負荷 がかかるため、野球肘(肘頭後方インピンジメント)の原因になることが多い。
よって正解は2である。
ポイント
投球期 | 肘の状態・特徴 |
---|---|
早期コッキング期 | 肩外転・外旋開始、肘は屈曲方向 |
後期コッキング期 | 肩最大外旋、肘屈曲約90°、上腕三頭筋による後方伸展ストレスが肘後方にかかる |
加速期 | 肩内旋・肘伸展 → 内側側副靭帯へのストレス大 |
フォロースルー期 | 肘伸展完了、上腕三頭筋の牽引は減少 |
解答:3
解説
1.正解
前腕伸筋群の腱・筋に沿う。肘外側上顆の少し遠位。
テニス肘の局所治療によく用いる → 〇
2.誤り
肘外側上顆近傍だが、より肘関節窩内側。
テニス肘の局所としてはやや距離がある → △
3.誤り
肘内側(尺側)。外側上顆炎には不適 → ✕
4.誤り
上腕後外側。肘より遠位。直接的な短橈側手根伸筋への局所治療には不適 → ✕
解答:1
解説
1.誤り
長腓骨筋は外側コンパートメント → ✕
2.誤り
前脛骨筋は前方コンパートメント → ✕
3.正解
ヒラメ筋は浅後方コンパートメントに含まれる → 〇
4.誤り腓腹筋は浅後方コンパートメント → ✕
ポイント
①前方コンパートメント症候群:前脛骨筋、長趾伸筋、長母趾伸筋
②外側コンパートメント症候群:長・短腓骨筋
③浅後方コンパートメント症候群:腓腹筋、ヒラメ筋、足底筋
④深後方コンパートメント症候群:後脛骨筋、長母趾屈筋、長趾屈筋
解答:3
解説
1.誤り
春の正常脈は「弦脈(弦)」である。
2.誤り
夏の正常脈は「洪脈(鈎)」である。
3.正解
秋が、本設問の季節である。秋の正常脈は「浮脈(毛)」である。
4.誤り
冬の正常脈は「沈脈(石)」である。
解答:3
解説
1.誤り
この刺法は五刺の「半刺」の特徴である。半刺とは、浅く刺し速く抜くことで皮膚の邪気を取る方法である。
2.誤り
この刺法は五刺の「関刺」の特徴である。関刺とは、関節付近の筋の端(腱)を直刺し筋の痛みを取る方法である。
3.正解
この刺法は五刺の「合谷刺」の特徴である。合谷刺とは、鶏の足状に分肉の間に刺して肌肉に疫れを取る方法である。
4.誤り
この刺法は五刺の「輸刺」の特徴である。輸刺とは、骨の付近まで深く刺し骨の痛みを取る方法である。
ポイント
五刺とは、五臓に応ずる刺法で、関刺:肝(筋)、豹文刺:心(血脈)、合谷刺:脾(肌肉)、半刺:肺(皮膚)、輸刺:腎(骨)
解答:3
「38 歳の男性。主訴は円形の脱毛。脱毛は急速に起こった。頭皮は脂っぽく、赤 みがあり、痒みを訴える。口渇、便秘、小便黄を伴う。舌質は紅、舌苔は黄、脈は 数を認める。」
解説
1.誤り
血の流れが滞ることで起こる。
脱毛は 慢性で徐々に進行、色素沈着や黒点を伴うことが多い。
「急速に脱毛」「紅・かゆみ」とは不一致 → ✕
2.正解
血に熱が入る → 皮膚や毛髪に急性炎症が出る。
頭皮の赤み・脂っぽさ・痒み、口渇・便秘・舌紅・脈数が典型的。
今回の症状と完全に一致 → 〇
3.誤り
気の不足により脱毛が起こる場合は 徐々に進行、倦怠感・息切れを伴う。
赤みやかゆみは通常みられない → ✕
4.誤り
夜間盗汗、口渇、体熱感などが主体。
頭皮の赤みや脂っぽさは典型ではない → ✕
解答:2
解説
ポイント
症状:耳鳴り・難聴
鍼治療の基本:耳鳴り・難聴は主に 三焦経(手の少陽)・胆経(足の少陽)・腎経 が関与
循経取穴:症状に沿った経絡上の穴を選ぶ
1.正解
中渚は、耳鳴り・難聴に対して、循経取穴により治療する。なぜなら、中渚は、手の少陽三焦経であるため。
中渚は、手背、第4~5中手骨間、第4中手指節関節近位の陥凹部に位置する。
2.誤り
太淵は、手の太陰肺経に属する経穴である。
太淵は、手関節前外側、橈骨茎状突起と舟状骨の間、長母指外転筋腱の尺側陥凹部に位置する。
3.誤り
三間は、手の陽明大腸経に属する経穴である。
三間は、手背、第2中手指節関節橈側の近位陥凹部に位置する。
4.誤り
神門は、手の少陰心経に属する経穴である。
神門は、手関節前内側、尺側手根屈筋腱の橈側縁、手関節掌側横紋上に位置する。
解答:1
「27歳の男性。主訴は咳と痰。咳は無力で、声に力がない。息切れ、倦怠感を伴い、疲れると症状が悪化する。舌質は淡、舌苔は薄白、脈は弱を認める。」
解説
1.正解
稀薄で透明な痰が最も考えられる。
肺気虚による痰は、さらさらとした水っぽい性状で、色は透明か薄い白色である。
2.誤り
白色で大量の痰は、気虚による水液代謝障害に加え、寒湿の邪が肺に停滞している場合にみられやすい。
3.誤り
黄色く粘りのある痰は、熱邪が肺にこもった病態である熱痰である。
4.誤り
血の混じった痰(血痰)は、肺の絡脈(細い血管)が損傷された場合にみられる。肺に強い熱邪や燥邪がこもった場合にみられる。
解答:1
解説
1.誤り
足臨泣は、小腸・三焦の虚証(補法)、膀胱の実証(瀉法)である。
足臨泣は、足背、第4~5中足骨底接合部の遠位、第5指の長指伸筋腱外側の陥凹部に位置する。
2.誤り
曲泉は、肝の虚証(補法)である。
曲泉は、膝内側、半腱・半膜様筋腱内側の陥凹部、膝窩横紋の内側端に位置する。
3.誤り
束骨は、膀胱の実証(瀉法)である。
束骨は、足外側、第5中足指節関節の近位陥凹部、赤白肉際に位置する。
4.正解
復溜は、難経六十九難に基づき補法を行う治療穴である。なぜなら、復溜は、腎の虚証(補法)で用いられるため。
復溜は、下腿後内側、アキレス腱の前縁、内果尖の上方2寸に位置する。
解答:4
解説
骨盤位とは胎児がお腹の中で逆子の状態であることを言う。
1.正解
井穴は、鍼治療が骨盤位の矯正に効果的とされる膀胱経の要穴である。なぜなら、末端の井穴を刺激することで、骨盤内の血流改善や子宮の緊張緩和が期待され、胎児の自然な回転を促すとされているため。
膀胱経の井穴は、至陰である。至陰は、足の第5指、末節骨外側、爪甲角の近位外方1分(指寸)、爪甲外の垂線と爪甲基底部の水平線の交点に位置する。
2.誤り
滎穴(膀胱経)は、足通谷である。
・足通谷は、足の第5指、第5中足指節関節の遠位外側陥凹部、赤白肉際に位置する。
3.誤り
兪穴(膀胱経)は、束骨である。
・束骨は、足外側、第5中足指節関節の近位陥凹部、赤白肉際に位置する。
4.誤り
経穴(膀胱経)は、崑崙である。
・崑崙は、足関節後外側、外果尖とアキレス腱の間の陥凹部に位置する。
解答:1
解説
ポイント
空腹感があるが食欲がない。
呼吸が苦しくせき込む。
寝ることを好んで起きたがらない。
本症例は、足の少陰経病証が疑われる。足の少陰腎経の病証として、空腹感があるが食べられない。顔面が黒くすすけて艶がない。咳をして唾を吐くと血が混じっている。咳をしてあえぐ。目がボーっとしてハッキリしない、不安感や煩悶感を覚え、よく恐れを抱き、恐れたり、驚いたり、不安を覚えたりする。口の中や喉の渇き上実下虚になり、咽頭が乾いたり痛んだりする。足底全体に熱感を感じて痛む。
1.誤り
足の太陰経病証は、舌が強ばりやすくなり、食べるとからえずきし、胃の辺りが痛み、腹部が張ってよくゲップが出る。大便や放屁すると今まであった不快感がなくなり楽になる。身体全体が重くなる。舌本が痛み、身体が動かしにくく、食べた物がつかえてなかなか下に降りていかない。横になっても不快感や胸苦しさで寝付きが悪くなり、無理に立とうとすると膝の内側が腫れて引きつってくる。足の親指が動かしにくい。
2.正解
上記ポイントの内容
3.誤り
足の陽明経病証は、顔面神経麻痺、喉や膝の皿が腫れたり痛んだりする。胃腸が張る。気衝~髀関、足の甲と流注上に痛みや熱感が出る。食べても食べてもお腹が空き、濃黄色の小便が出る。びっくりして不安な状態になる。独り塞ぎこんで窓を閉め家の中に閉じこもっている。高い所に登って歌を歌いだす。羞恥心を無くしたように裸になって走り出す。
4.誤り
足の少陽経病証は、口苦が起こり、大きなため息をつく、寝返りが打てない。顔に少し垢が付いたように黒くなる。体の艶が無くなる。足外反しほてる。頭やエラの所が痛む。まなじりが痛む。首に結核性のリンパ節炎ができる。往来寒熱の状態になり、あらゆる関節が痛む。
解答:4
解答:2
鍼灸系の大学院を修了し、鍼灸治療の専門家の証である「鍼灸学博士」を保持。
reCare道玄坂鍼灸院の院長として臨床を行う傍ら、福岡リゾート&スポーツ専門学校で非常勤講師として教鞭を行っている。
鍼灸学博士、はり師・きゅう師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、健康運動実践指導者
保有資格 鍼灸学修士、はり師・きゅう師、健康運動実践指導者
保有資格 鍼灸学修士、はり師・きゅう師