reCare道玄坂鍼灸院:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-14-9 ソシアル道玄坂501
渋谷マークシティから徒歩30秒 駐車場:無
解説
1.誤り
アトピー性皮膚炎に関与するのは Ⅰ型アレルギー(即時型、IgE 介在)。
Ⅱ型(細胞障害型)は関係しない。
2.誤り
乳児期:顔面・頭部・体幹
小児~成人:屈側(肘窩・膝窩)、首、顔面
「伸側」は乾癬の特徴。
3.誤り
アトピーでは皮膚バリアは 低下(菲薄化・乾燥しやすい)。
フィラグリン異常などが有名。
4.正解
保湿によるバリア機能の補強は治療の基本。
ステロイド外用薬と並び 基礎治療として最重要。
解答:4
解説
4.誤り
感染は腎臓ではなく、糸球体の免疫反応が原因。
尿検査では
血尿(赤血球)
円柱(赤血球円柱)
軽度蛋白尿がみられるが、細菌尿はみられない。
解答:1
神経性やせ症(神経性食欲不振症)について正しいのはどれか。
解説
1.誤り
解答:4
解説
1.正解
腕尺関節は正常。
3.誤り
肘内障の整復は 非常に容易。
回外法(回外位+肘屈曲)回内法(最近はこちらが主流)
整復するとすぐ腕を使い始める。
4.誤り
再発は 一定数あるが「移行しやすい」ほどではない。
一般に 1〜6 歳くらいに起こりやすいが、成長とともに消失。
解答:1
解説
1.正解
腕尺関節は正常。
3.誤り
肘内障の整復は 非常に容易。
回外法(回外位+肘屈曲)回内法(最近はこちらが主流)
整復するとすぐ腕を使い始める。
4.誤り
再発は 一定数あるが「移行しやすい」ほどではない。
一般に 1〜6 歳くらいに起こりやすいが、成長とともに消失。
解答:2
細菌性腸炎の原因菌と食品の組合せで誤っているのはどれか。
解説
1.正解
ハチミツで注意すべきなのは ボツリヌス菌(乳児ボツリヌス症)
サルモネラは 卵・食肉・爬虫類 が代表的
2.誤り
海水中に存在し、特に夏季に増える
刺身、寿司、海産物による食中毒の典型
3.誤り
手指の化膿巣からの汚染
おにぎり・弁当などでよく問題になる
耐熱性エンテロトキシンが原因
4.誤り
代表的な原因食品は 鶏肉
加熱不十分な鶏肉が典型
解答:1
解説
1.誤り
結核は 飛沫“核”感染
飛沫よりもっと小さい粒子(5μm以下)が空気中を漂う 空気感染→ 飛沫感染ではない。
2.誤り
単剤だとすぐに薬剤耐性が生じる
基本は 多剤併用(例:INH+RFP+EB など)
3.正解
結核は 全数把握疾患(感染症法第5類)
診断した医師は 直ちに保健所へ届け出る義務 がある。
4.誤り
空気感染のため N95マスク が推奨
サージカルマスクでは防げない。
解答:3
解説
1.誤り
COPDは肺気腫を含むため、肺胞壁の破壊により DLCOは低下 する。
「慢性気管支炎型」のみなら比較的保たれるが、COPD全体では誤り。
2.正解
COPDの代表症状は徐々に進行する労作時呼吸困難、慢性の咳、痰
3.誤り
これは 喘息 の特徴。
COPDは可逆性が乏しく、発作性の喘鳴(wheezing)は主徴ではない。
4.誤り
COPDは 閉塞性換気障害 が特徴。→ 1秒率(FEV1/FVC)<70%
拘束性は間質性肺炎など。
解答:2
解説
1.誤り
上大静脈が腫瘍で圧迫されると発生するのは 上大静脈症候群。
主症状は顔面・頸部・上肢の浮腫、皮静脈怒張
縮瞳(ホルネル症候群) は 交感神経の障害 で起こる。 上大静脈ではなく 交感神経(特に頸部交感神経幹)への浸潤が原因。
2.誤り
顔面浮腫は 上大静脈症候群 の典型症状。
3.正解
反回神経(迷走神経の枝)は 声帯を動かす神経。
肺門部・縦隔リンパ節転移により 左反回神経 が障害される。 嗄声(声がかすれる) が生じる。
肺癌で最も典型的な神経症状の一つ。
4.誤り
横隔神経障害で起こるのはしゃっくり、呼吸障害(横隔膜麻痺)、肩への関連痛(C3–5領域)
腰痛は起こらない。※腰痛が出るとすれば骨転移など別の原因。
解答:3
解説
1.誤り
関連するのは 胃がん(特に胃腺がん)。胸膜中皮腫とは無関係。
2.正解
胸膜中皮腫の最大かつ明確な原因。
アスベスト(石綿)の吸入 → 胸膜に慢性刺激 → 中皮腫発生。
暴露から発症まで 数十年(20〜40年) と長いのも特徴。
3.誤り
主に 食道がん のリスク因子。
特に ALDH2 活性が低い人(フラッシャー)でリスク上昇。
4.誤り
胆管がん の発生との関連が指摘されている化学物質。
印刷業での職業曝露で問題となった。
解答:2
解説
1.誤り
肺うっ血は 左心不全 の代表症状
左心室から血液が送り出せない → 肺に血液が溜まりやすい。
2.誤り
主に肺うっ血(=左心不全)のときにみられる。
右心不全では特徴的ではない。
3.正解
右心不全では右心系に血液が戻れず 体循環側(静脈)にうっ血 が起こる。
結果として下肢の浮腫、頸静脈怒張、肝腫大、腹水といった所見が出やすい。
4.誤り
重症心不全でみられることはあるが、右心不全に特異的な所見ではない。
解答:3
ネフローゼ症候群の診断基準に含まれるのはどれか。
解説
1.誤り
排尿痛は膀胱炎など 尿路感染症 の症状。
2.正解
ネフローゼ症候群の4大所見:① 大量蛋白尿(3.5g/日以上)
② 低アルブミン血症(3.0 g/dL以下)
③ 浮腫
④ 高脂血症(LDLコレステロール↑)
血中蛋白が失われるため、肝臓が代償的に脂質を多く作ることで起こる。
3.誤り
尿糖が出るのは主に 糖尿病 や腎性糖尿(まれ)。
4.誤り
ネフローゼでは蛋白が尿に大量に漏れるため、低蛋白血症(低アルブミン血症) になる。
高蛋白血症とは逆。
解答:2
解説
1.誤り
葉酸欠乏で起こるのは 大球性貧血(巨赤芽球性貧血)。
2.誤り
フェリチンは体内鉄の貯蔵量を反映。
鉄欠乏性貧血では、体内鉄が不足するためフェリチンは低下 する。
3.正解
鉄不足によりヘモグロビン合成が低下。
そのため赤血球が小さく薄くなる 小球性低色素性貧血 が典型。
4.誤り
鉄欠乏性貧血では、骨髄は むしろ過形成(造血が増える)。
血球を作ろうと代償的に働くため。
解答:3
アルツハイマー病の症状で正しいのはどれか。
1.誤り
まだら認知症は 脳血管性認知症 の特徴。
アルツハイマー病では、記憶・見当識などが 均質に低下 していく。
2.正解
アルツハイマー病の代表的症状。
記憶障害が強いため、自分でしまった物を忘れ「盗まれた」と思い込む。
3.誤り
「質問をはぐらかす」「うまく取り繕う」などの症状は、レビー小体型認知症(LBD) にみられやすい。
4.誤り
パーキンソン症状(振戦・筋固縮・小刻み歩行)を起こしやすいのは、レビー小体型認知症 または パーキンソン病。
解答:2
解説
HbA1cについて
赤血球中のヘモグロビンにブドウ糖が結合したもの。
赤血球の寿命(約120日=4か月)を反映するが、特に直近1〜2か月の平均血糖値を最もよく反映 する。
1.誤り
この期間の血糖変動を反映するのは血糖値そのもの、または 1,5-AG など。
2.誤り
1〜2週間の血糖状態の指標はグリコアルブミン(GA)。
3.正解
HbA1cの主な反映期間。
4.誤り
長期の血糖管理を示すものではない。
解答:3
解説
甲状腺ホルモン(T3・T4)は 代謝を促進するホルモン なので、
不足すると代謝が低下し、全身の働きがスローになります。
1.誤り
甲状腺機能低下症では代謝が下がり 徐脈 になりやすい。(頻脈は甲状腺機能亢進症)
2.誤り
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)でみられる症状。
3.正解
代謝が低下し、むくみや体重増加がみられる。
4.誤り
低下症では 皮膚乾燥 が特徴。(発汗過多は亢進症でみられる)
解答:3
解説
1.誤り
骨粗鬆症で非常に起こりやすい(典型的:コーレス骨折)
2.誤り
椎体骨折は骨粗鬆症の代表的骨折。
3.誤り
これも骨粗鬆症で多い。寝たきりの原因にも。
4.正解
踵骨は緻密骨が多く、骨密度が比較的保たれやすいため、
骨粗鬆症による骨折は起こりにくい。
まとめ
骨粗鬆症で典型的に骨折しやすい部位(三大骨折)
これらは骨密度が下がると特に折れやすい部位です。
解答:4
解説
1.誤り
股関節脱臼や大腿骨の短縮でみられる徴候。
仰臥位で膝を立てたとき、一側の膝の高さが低くなる。
2.誤り
先天性股関節脱臼(発育性股関節形成不全)でみられ、股関節の脱臼・整復時にクリック音がする徴候。
3.誤り
股関節障害(特に変形性股関節症など)でみられる。
股関節を屈曲させる際に、外旋・外転してしまう代償動作。
4.正解
中殿筋の筋力低下により発生。
片脚立ちになると、遊脚側(反対側)の骨盤が下がる。
解答:4
成人の気管支喘息について正しいのはどれか。
解説
1.誤り
喘息は 閉塞性換気障害(気道が狭くなって空気が出ていかない)1秒量(FEV1)が低下。
2.誤り
喘息発作は 夜間〜早朝に起こりやすい(副交感神経優位、気道過敏)。
昼間より 夜間増悪が特徴。
3.誤り
喘息は 好酸球が増えるアレルギー性炎症が主体。
好塩基球ではない。
4.正解
喘息治療の基本中の基本は ICS(吸入ステロイド)。
気道の慢性炎症を抑えるため、最も重要な薬物。
解答:4
労作性狭心症と急性心筋梗塞で、最も違いが明確なのはどれか。
解説
1.正解
労作性狭心症:運動時やストレス時に起こり、数分以内で消失(安静やニトログリセリンで改善)。
急性心筋梗塞:安静時でも胸痛が持続し、20分以上続くことが多い。
2.誤り
両者とも呼吸困難は伴うことがあるが、差は個人差が大きく、明確な鑑別点にはならない。
3.誤り
両方とも左肩・上肢・顎に放散することがある。放散痛の部位では鑑別できない。
4.誤り
労作性狭心症:運動や寒冷時に誘発されやすい
急性心筋梗塞:いつでも発症する可能性がある
ただし、必ずしも時刻だけで判断できるわけではなく、明確な鑑別点ではない。
解答:1
解説
1.誤り
IBSは機能性疾患で、血便は出ない。
血便がある場合は炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎など)や感染性腸炎を疑う。
2.誤り
急性胆嚢炎の典型症状は 右季肋部痛(右上腹部痛)。
左季肋部痛は脾臓関連や胃の病変が多い。
3.誤り
慢性膵炎では外分泌不全により脂肪便(脂っこくて浮く便)や下痢がみられやすい。
便秘は典型的ではない。
4.誤り
肝硬変ではエストロゲン代謝が低下し、女性化乳房、クモ状血管腫、手掌紅斑などがみられる。
解答:4
解説
1.正解
かぜ症候群の原因の約90%以上は
ライノウイルス、コロナウイルス、アデノウイルスなどのウイルス感染。
2.誤り
初期は鼻・咽頭などの上気道症状が主で、
肺の呼吸音の異常(喘鳴・ラ音)は通常みられない。
これがあると気管支炎・肺炎などを疑う。
3.誤り
かぜの主な感染経路は
飛沫感染と接触感染。
空気感染するウイルスは非常に少ない。
4.誤り
原因はウイルスなので
抗菌薬(抗生物質)は無効。
細菌感染を合併した場合のみ使用。
解答:1
鍼灸系の大学院を修了し、鍼灸治療の専門家の証である「鍼灸学博士」を保持。
reCare道玄坂鍼灸院の院長として臨床を行う傍ら、福岡リゾート&スポーツ専門学校で非常勤講師として教鞭を行っている。
鍼灸学博士、はり師・きゅう師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、健康運動実践指導者
保有資格 鍼灸学修士、はり師・きゅう師、健康運動実践指導者
保有資格 鍼灸学修士、はり師・きゅう師