reCare道玄坂鍼灸院:〒150-0043 東京都 渋谷区 道玄坂1-14-9 ソシアル道玄坂501
渋谷マークシティから徒歩30秒 駐車場:無
厚生労働省が調査を行っている「国民生活基礎調査」によると、日本国民が抱えている症状で女性では1位、男性では2位であるのが「肩こり」です【厚生労働省, 国民生活基礎調査】。肩こりを抱えているのは日本人だけはなく、海外では肩こりを「neck pain」と呼ばれており、人生に1度でもneck painを経験する人の割合は、人口の約70%にも上るとされています【Cote,1998.】。このように、日本国内外問わず多くの人々が経験し、困っている「肩こり」に対しては古くから鍼灸治療が行われてきました。肩こりのある患者に対して鍼治療を行い効果が認められた論文が発表されていますので、紹介いたします。
Nabeta T, Kawakita K.
Complement Ther Med. 2002 Dec;10(4):217-22. doi: 10.1016/s0965-2299(02)00082-1.
首や肩の痛みや凝り(肩こり)に対する本物の鍼治療と偽の鍼治療の効果を比較すること。
34人の肩こりのある人を本物の鍼治療と偽物の鍼治療を行う群に振り分け、1週間に1回の頻度で3週間行いました。鍼治療は筋肉に到達する深さまで刺していき、「雀啄(じゃくたく)」とよばれる鍼を上下に動かすテクニックを行いました。また、「響き」が得られるまで刺激を行い、5分間以上刺したままで刺激を継続的に行いました。
鍼治療は筋肉に到達する深さまで刺していき、「雀啄(じゃくたく)」とよばれる鍼を上下に動かすテクニックを行いました。また、「響き」が得られるまで刺激を行い、5分間以上刺したままで刺激を継続的に行いました。
本物の鍼治療を行った群では、ベースライン(鍼治療を開始する前の状態)と比較して2回目と3回目の治療直後及び1回目と3回目の治療を行った1日後の痛みの程度は有意に低くなっていた。
本物の鍼治療を行った群では、治療前と比較して治療後の首、肩、背中の各部位の圧痛閾値が有意に上昇(改善)していた。一方で、偽鍼治療群では、一部の部位とタイミングでのみ統計学的な有意な圧痛閾値の変化が認められた。
肩こりに対して鍼治療を行うことに対して論文の著者は、治療直後や短期間では効果的であると示しています。また、効果を上がるために必要な治療頻度は1週間に1回以上である可能性を示唆しています。
鍼治療を行うことで肩こりによる「コリ感」や「痛み」を和らげることができる治療法として効果的であると考えることができ、ただの気休めではないことが示されています。
また今回紹介した論文の実験では一週間の1回のペースで3週間、鍼灸治療を行っていましたが、一週間に2回などもう少し頻度を多くしたり、3週間以上継続的に治療を行うことで更なる効果を得ることができる可能性もあります。
今回の論文で紹介したような「肩こり」に対しての鍼治療は、当院の「ハリケア」という治療コースがおすすめです。肩こりの原因となる「コリ」や「固さ」のある部分に的確に鍼を刺しますので、短時間の治療でもその場で効果を実感して頂けます。
鍼灸系の大学院を修了し、鍼灸治療の専門家の証である「鍼灸学博士」を保持。
reCare道玄坂鍼灸院の院長として臨床を行う傍ら、福岡リゾート&スポーツ専門学校で非常勤講師として教鞭を行っている。
鍼灸学博士、はり師・きゅう師、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、健康運動実践指導者
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